資格試験を受けよう!~受験体験記~
令和2年11月22日の日曜日、初めて民間資格の試験を受けてきました。
受験したのは『福祉住環境コーディネーター2級』。介護等の住環境整備に関する制度や医療、建築分野の知識が必要な資格です。
今回は私の受験についての準備期間や勉強方法、当日の流れなどを紹介していこうと思います。
気になる結果ですが、発表が12月11日なので確認次第追記いたします。
合格してから書けよ!って話なのですが、そのころにはいろいろ記憶が抜けていそうなので…。
以下本記事の目次になります。
どのくらい前から勉強したの?
勉強期間は2か月弱くらいでした。
10月上旬くらいにテキストを購入し、11月下旬の試験を受験。
継続が苦手なので毎日取り組むことはできず、やる気が出たときにやる!みたいなノリでした。勉強した日についても、1日1時間だけやる日もあれば3~4時間取り組む日もあり…というムラがすごい感じでしたね。
私は建築学生で建築に関する基礎知識は有している前提ですが、この勉強時間で直前の過去問で合格ボーダーに乗る程度の知識は身につきました。
勉強方法について
出題はすべて公式テキストの内容からですが、近場の書店で入手できなかったため、11月の上旬まではこちらのテキストを購入して学習しました。
出題内容が 全40回のLessonに分けられており、各回解説のあとに8つ程度の一問一答問題とひとつ過去問が掲載されています。
本文解説も問題の解答の解説も分かりやすく、一回のLessonの分量が多すぎないので空き時間などを利用し自分のペースで進められました。赤シートを用いた暗記小冊子も付属していますが、こちらのほうはほとんど使うことがありませんでした。細かい用語を英単語のように意味とだけ結び付けて覚えるよりも、ある程度大きな枠の中での内容の理解が重要になってくるのではないかと思います。
私はこのテキストを
解説を読む
↓
問題を解く
↓
正誤に関わらずテキストの中で理解しきれなかった事項についての解説をノートに記録する
の流れで一周しました。
試験直前、11月の半ばからは過去問を使った勉強です。使ったのはこちらのテキスト。
時間を計って一回解いて、こちらも正誤問わず頭に入っていなかった事項をノートに書いて頭に入れる…という流れでこちらの問題集を一周しました。
5年分解いて解説を読んで分からなかった内容を書き写して、と繰り返していくと、必ず出題されている内容や出題頻度が多いにもかかわらず自分が苦手としている内容が分かってきます。試験直前には、テキストを使ってこのような苦手な分野の確認をしていました。
また、過去問を解くことでテキストにはないすこし実践的な問題に関しても対応できるようになりました。
当日の流れ
ここまで紹介した通り、かなりマイペースな勉強をしながら迎えた試験当日。
私は試験会場まで電車で1時間強くらいの少し離れたところなので、電車で会場まで向かいました。その間テキストで出題頻度の高い事項をザーッと確認。
試験会場は足利商工会議所。足利と言えばあしかがフラワーパーク、というイメージで、それ以外の目的で訪れたのは初めてでした。
会場に入って自分の受験番号のある席につく…といった感じで大学受験と大きな違いはありませんでしたね。会場が少し豪華で椅子がフカフカだったことくらいかな?
2級は集合時間が13時30分で、時間ぴったりに試験の説明が始まりました。それまでは各自直前の詰め込みをしている様子で、会場内はとても静か。私も13時には会場に到着し、テキストをパラパラめくったりして時間をつぶしていました。
試験中は開始から30分経つと解答用紙を提出した上で途中退室が可能になります。(もちろん再入室はできません!)一時間を過ぎたあたりからちらほらと足音が聞こえ始めましたね。私は見直しを一周して試験終了10分前くらいに途中退出して試験会場を後にしました。試験終了時に出入口が混雑するのが嫌だったので…。
こんな感じであっさり試験は終了しました。同じ日程で受験をした皆様、お疲れさまでした!
さいごに
私が受験した福祉住環境コーディネーターの資格勉強を通して、日本の介護保険制度、介護が必要になりうる病気やそれらに対応した住環境などについての知識、福祉用具についての知識のほか、住宅内のバリアフリーを実現するための具体的な対処方法や寸法、配慮すべき事項を学ぶことができます。
これまで漠然と建築におけるバリアをなくす手法を検討してきた私にとってはとても有用な知識をたくさん得られたように感じています。
福祉分野の資格ではありますが、この資格に関する勉強をすることで、福祉施設の設計やバリアフリーのリフォームなど、建築分野でも大いに役立つ知識を得られるんじゃないかな、と思いました。
2020.11.26 実生